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【広報取材】JAかながわ西湘の視察受け入れ
2025.07.31

JA相模原市田名支店管内のイチゴ観光農園「なるベリーファーム」は7月16日、JAかながわ西湘の組合員の視察を受け入れました。
視察に訪れたのは、JAかながわ西湘の南足柄地区管内でズッキーニやトウモロコシ、ミニトマトなどを栽培している就農5年目の小川亘さん(35)。来年の1月にイチゴ観光農園の開業を目指しています。
なるベリーファームの成井正志さん(56)は、安全・安心で質の高いイチゴ生産などを目的に活動している、相模原市園芸連絡協議会いちご部会、愛称「さがみはらいちご倶楽部(くらぶ)」の部会長を務めています。部会員のイチゴを使用した「いちごワイン」などの加工品開発にも力を入れ、ハウスでは「おいCベリー」や「スターナイト」など、12品種を25㌃の圃場で栽培。露地ではサツマイモも育て、秋に行っている収穫体験も人気です。
視察は、両JA職員4名と県の農業技術センターの職員が同行しました。ハウスでは、作業効率性の観点や来園者がイチゴ狩りの際に通りやすいように、通路幅をゆったりとした100cmにしていることを強調。車いすやベビーカーでも安心して楽しめる「3世代で来れるイチゴ観光農園」をターゲット層にしている同園ならではの工夫を説明しました。その後、育苗所で栽培方法や農薬、肥料について情報交換を行い、薬品の保管庫やお手洗いなど施設を巡回しました。
視察後は、「農園のホームページを持ったほうがいい」や「水回りなど清潔感を大事にしたほうがいい」といったアドバイスを行い、小川さんへエールを送りました。
成井さんは「同じ県内の若者がイチゴ栽培にチャレンジしていることは、とても刺激になる。県内で農業を営む生産者同士、切磋琢磨していきたい」と話しました。