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【広報取材】院内保育の食育好評 JAと相模原協同病院

営農センター職員の指導のもと、サツマイモを掘る園児たち

 

令和3年からJAと厚生連相模原協同病院がタッグを組んで展開する農教育活動が順調です。病院内保育所という場所の性格上、コロナ禍では慎重な活動が求められていましたが、これが一段落したことから活動が本格的な軌道に乗り始めました。

協同病院は同年、橋本駅付近から約2km離れた橋本台へ移転しました。広大な敷地を生かし、病院職員の子どもらを対象にした院内保育所を開設。安心して仕事に向き合える環境を整えてきました。

 活動では、園庭や隣接する約10㌃(=1反)の畑を活用。JA営農センターの職員が「畑の先生」役となり、夏野菜やサツマイモの栽培を指導します。保育所からの相談を受けて栽培作物や年間計画を検討。センター職員が保育所をこまめに訪問し、畑の耕耘や病気・虫の発生など生育状況を確認し、今後の対策や作業する際の注意点などをアドバイスしています。

 11月2日には「親子いもほり会」を開き、園児と保護者ら約50人が参加。大型絵本「さつまのおいも」を保育士が読み聞かせ、参加者の期待感を盛り上げてから畑に移動。両親の掛け声に合わせて園児が力いっぱいにサツマイモのつるを引っ張り上げるなど、収穫を楽しんでいました。収穫後は参加者全員で蒸かしたサツマイモを試食。試食した親子からは「甘くておいしい」などと笑顔がこぼれていました。

同保育所の小野沢保保育士は「園児たちには実体験を通じて『食』に対する興味や関心を持ち、豊かな心を育んでほしい」と話していました。

 指導を担当する営農経済部指導販売課の坂本貴司係長は「野菜に親しみを持ってもらいたい」と話しました。