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【広報取材】81歳の技にワンダフル! 訪日客にまんじゅう作り実演

まんじゅう作りを実演する安藤さん(左)

 

 新磯支店の組合員で、南区新戸で酒まんじゅう店「さがみ野夢工房ふっくら」を営む安藤弘子さんは11月4日、観光庁が行う外国人観光客向けモニターツアーに協力し、在日台湾人ら12人の訪問を受け入れました。

 ツアーは観光庁が促進する「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の一環。地域に根差した観光資源を磨き上げる取り組みとして行われ、同市観光協会が観光庁の採択を受け、市や地域団体と連携し実施するものです。同市の魅力を紹介する郷土料理として酒まんじゅうに注目しました。

 JR・京王相模原線橋本駅では、2027年開業予定のリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)設置に向けた工事が進んでいて、都心から1時間ほどの距離で日本文化・伝統に触れられることなどをアピールポイントとし、インバウンド旅行者に「刺さる」コンテンツを充実させ、観光地としての認知向上を狙います。

 受け入れでは、安藤さんがツアー客を工房内に招き、同市で酒まんじゅうが作られるようになった経緯や店を始めたきっかけ、まんじゅうを膨らませるため気温38度の高温の中で作業することなどを紹介。実際に生地をこねて餡を包むなど作り方を披露し、出来立ての酒まんじゅうをツアー客に振る舞った。ツアー客は安藤さんの作業風景を興味深く眺めながら写真に収め、相模原伝統の味を楽しんでいました。

 安藤さんは「ツアーを体験した人による口コミやインターネットなどでの発信を通じて国内外の人に相模原の魅力を知ってもらうきっかけになれば、うれしい」と話しました。

 ツアーは2日間開催。この他、大凧製作と凧揚げ体験、地域芸能祭り体験などが行われ、参加者は同市の魅力などに触れていました。