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【広報取材】国内記録更新 10代連続EX獲得

上溝支店管内の酪農家、吉川一郎さんは12月中旬、一般社団法人日本ホルスタイン登録協会が行う体型審査で、国内初となる10代連続EX(エクセレントランク)を誕生させました。EXは「体貌と骨格」「肢蹄(してい)」「乳用強健性」「乳器」の4項目を100点満点で審査し、90点以上を獲得して得られる評価となっています。
審査で10代目EXに輝いたのは「グッドリバー・バイウェイ・リック・ハーゲン(5歳10カ月)」。吉川さんが2006年に視察先の北海道豊富町の牧場から導入した、当時5代目EX候補の「レスポアール・テラガール・ハーゲン」の子孫となります。吉川さんはその後、6~8代目で続けてEXを獲得し、2023年末には国内初となる9代連続EX獲得という偉業を達成。今回は、その記録を更新するものです。
相模原市は人口70万人を抱え、吉川さんの牛舎も住宅街に立地するなど、酪農の本場である北海道と比べ、乳牛にとってはストレスがかかる環境と言えます。そのような中、吉川さんは飼育するホルスタインを日々、隈なく観察し、それぞれの個体に合った餌を与え環境を整えるなど、丹精込めて育ててきました。
2025年、吉川さんは自身が興して46年続けてきた酪農を、周辺環境などを考慮し、今回の10代連続EX獲得を機に完全に幕を閉じました。吉川さんの10代連続EX獲得への思いが込められ、酪農人生の集大成となった「リック・ハーゲン」は、県内の酪農家に預けられました。2024年には11代目候補となる「グッドリバー・ブルズアイ・ハーゲン」も誕生していましたが、こちらはハーゲン一族が育った北海道へ里帰りし、今後の成長に期待がかかります。
吉川さんは「10代連続EXを獲得できたのは、長年にわたって切磋琢磨してきた酪農家仲間のアドバイスや成長の要となる餌を供給いただく飼料供給先、獣医さんによる健康管理や繁殖面でのサポートがあってこそ。これまでの協力に感謝したい」と話しました。