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【広報取材】営農技術顧問を増員
2025.04.28

JAは4月から、神奈川県農業技術センターなどで長年にわたり営農指導業務等を担当してきた杉崎淳さんを営農技術顧問として迎えました。顧問としての受け入れは2人目で、JAの更なる営農指導機能強化に期待がかかります。
JAでは営農指導事業の強化などを目的に、2021年4月から同センターなどで施設野菜や露地野菜の普及指導、後継者育成に従事してきた小野充広技術顧問を迎え入れました。営農指導の経験が少ない営農指導員にとっては、小野顧問の豊富な知識と経験が頼りになる一方、懇切丁寧な対応や専門知識を生かしたアドバイスで組合員から厚い信頼が寄せられています。
杉崎顧問は学校卒業後に県へ入庁し、現在の県立かながわ農業アカデミーや同センター北相地区事務所などで勤務。同事務所在籍時には野菜・花卉(かき)を中心に業務を担当していたこともある。今後、小野顧問とともに同JA営農センターで営農相談への対応や組合員宅の定期的な巡回訪問、職員の指導育成、JAが援農ボランティア育成を目的に相模原市と協力して開く市民農業研修講座の講師などを務める予定です。
篠﨑雅夫常務理事は「技術顧問の2人体制により、これまで以上に組合員への細やかな対応が可能となった。管内農業の発展や生産基盤強化、営農指導員のスキルアップにつながれば」と期待を寄せています。
杉崎顧問はJA管内の農業について「豊かな土壌に恵まれ、組合員それぞれが得意な品目を栽培し、種類も幅広い。生産地と消費地が隣り合うJAでは近年、施設イチゴが伸びつつあり、都市農業のシンボルになっているのでは」と魅力を語る。「まずはじっくりと組合員と会話し、各組合員のニーズや相談事項を把握し、管内農業の振興に貢献していきたい」と抱負を語りました。