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【広報取材】災害時協力井戸に登録
2025.05.01

JAは4月17日、地域貢献活動の一環で農産物直売所「ベジたべーな」と営農センターの2カ所にある井戸を、相模原市の「災害時協力井戸」に登録しました。
相模原市災害時協力井戸登録制度は、災害時に地域住民が利用できるトイレ・洗濯など応急用生活用水の水源を確保し、市民の防災意識の高揚を図るのが目的。昨年11月現在、市内で66カ所が登録されています。
登録条件には、「災害時に無償で井戸を提供する」「井戸水を汲み上げるためのポンプなどがあること」「水質基準を満たしていること」などがある。登録するためには市に対して申請し、水質検査会社によるpH値や臭気、色度、濁度などを検査する必要があります。登録期間は2年間で、更新時には意思確認してさらに2年の延長が可能です。
JAでは経営理念に「『人』『暮らし』『地域』に思いやりと豊かさを提供します」を掲げています。登録は経営理念の具現化の一つ。井戸の登録に先駆け、昨年4月には災害発生時に行政と市民生活を支援していくための防災協力事業所に登録しました。
登録した井戸は市民へ周知するため、同市ホームページと市内各種のハザードマップや防災施設などの情報を集約した「さがみはら防災マップ」に掲載予定。協力井戸の所有者は、市から送られた災害時協力井戸登録標識と注意事項標識を設置。pH試験紙による定期的な簡易検査を行っていきます。
落合幸男代表理事組合長は「地元に根差した事業活動を展開するJAとして、市民生活に役立つ活動をしていきたい」と力を込めています。