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【広報取材】津久井在来大豆で健康を 薬膳講習

薬膳の観点から大豆の効能を紹介する池田さん(右)

 

 新磯支店の組合員で、同市南区新戸で酒屋を営む岡本政廣さんは12月7日、同店で市内を中心に有機農業に取り組む農家を対象にした薬膳講習会を開き、20人が参加しました。

 薬膳料理研究家で薬膳アテンダントの池田陽子氏が「津久井在来大豆でパワーアップ~疲労回復&免疫力アップ~」と題して講演しました。岡本さんは津久井在来大豆の魅力に引き込まれ、自身も長く耕作するとともに、同大豆を使った加工品を数多く開発。高級スーパーにも納めるなど、消費者からの支持を得ています。津久井在来大豆に興味を持った池田さんが同市職員を通じて岡本さんと出会い、今回の開催に至りました。

 講習会では、池田さんが薬膳の前提となる中国の伝統医学では、食事で体調を整えるという考え方があることを紹介。季節や体調、体質に合わせ食事を取り入れることで、不調を改善できるとしました。漢方薬や薬膳レストランに頼らず、普段の生活で自分に必要な食材をコンスタントに食べることが大切と強調しました。

 後半ではそれぞれの食材が持つ「体を温める」「潤いを与える」など、人間の体にもたらす効果を紹介。大豆には疲労回復、滋養強壮などに効果があり、体内から老廃物を排出し、新陳代謝の促進も見込めると力説しました。

 講習会後、池田氏考案の津久井在来大豆と薬膳の相乗効果が期待できるレシピを基に作ったスープやサラダなどを参加者で試食。津久井在来大豆が持つ濃厚な味わいを楽しみました。

 岡本さんは「自分たちが育てる野菜について効能を知ることは、商品を消費者にPRするためにも重要。講習会で得た知識を営農活動でも生かしてもらえれば」と話しました。