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【広報取材】親子で参加 農業・炊事体験が好評

田植えの様子を見守る組合員ら(奥)

 

 大島にある相模川自然の村野外体験教室、愛称「相模川ビレッジ若あゆ」では、市内の小中学生親子を対象にした農業体験会「若あゆ食農体験デー」を10年近くにわたり開いています。体験を通じて食べ物や命の大切さ、農業の知恵や工夫に気づき、家族を含めた人とのふれあいを深めるのが目的です。同施設では、今年度の体験会を6月8日と15日に開催。両日計、親子32組93人が参加。リピーターの参加者も多いそうです。

 事業では、夏野菜の収穫体験や田植え、施設炊事場での野外炊事をするのが恒例。施設の農園で収穫した食材を使うなど、地産地消の大切さも伝えています。

 水田作業では、大沢支店の組合員で組織する「下大島地区ふれあい農業組合」も協力。参加者は同組合員と施設職員の指導を受けながら、昔ながらの田植えを体験。泥んこ遊びも児童からは好評で、代搔きの必要性も伝えました。参加した児童は「土のぬるぬるとした感触が初めてで楽しかった」などと笑顔を見せていました。

 質問コーナーでは、児童から「収穫までの期間は」「おいしい食べ方は」などの質問が上がり、組合員が丁寧に回答。参加者に「お米をたくさん食べてほしい」「自分で植えた稲が成長していく姿を見に来て」などとエールを送っていました。

 体験後は同施設の水田で育った米と野菜を使った野菜汁を作り試食。地元食材の美味しさを味わいました。今後、今回植えた米の収穫体験などを予定しています。

 髙橋真総括副主幹は「参加者の皆さまに楽しい時間を過ごしていただき、その中で食と農の大切さなどについて、気がついてもらう場になれば」と話しています。