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【広報取材】津久井在来大豆を使い味噌作り

大豆に塩と米こうじを混ぜ合わせる安藤さん(左)

 新磯地区で酒販売や津久井在来大豆の加工品などを手掛ける「豊国屋」を営む岡本政廣さんは6月15日、津久井在来大豆を使った「みそ作りワークショップ」を開きました。地域住民ら10人が参加。

 岡本さんは自ら同大豆を栽培するとともに、納豆や蒸かし豆など同大豆の加工品を開発し、店頭や通信販売で販売しています。仕事の傍ら同大豆の魅力を広めるため、市内小学生への食農教育や、大豆や食に関する専門家を招いた教室を年数回、同店で開いています。

 みそ作りの講師は新磯支店の組合員で、市の郷土料理である「酒まんじゅう」を製造・販売する「さがみ野夢工房 ふっくら」を営む安藤弘子さんが務めました。

 みそ作りに先立ち、岡本さんが同大豆の特徴などをレクチャーし、二人がそれぞれの自宅で蒸かした同大豆を食べ比べ。同じ大豆でも蒸かし方一つで風味が異なることを参加者全員で確認しました。

 安藤さんが自宅で予め3~4時間煮た大豆を用意し、参加者は塩と米こうじを混ぜ合わせた後、すり鉢や機械を使ってすり潰しました。その後、団子状に丸めて保存容器に詰め込み空気を抜き、容器は冷暗所においてしばらく熟成させるよう促しました。

 安藤さんは「手作りみそはとてもおいしいので、出来上がりを楽しみにしてほしい」と期待しています。

 岡本さんは「参加者には地域に根付く津久井在来大豆の魅力を知ってもらい、消費拡大につながれば、うれしい」と話しました。