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【広報取材】水田作業援農者を育成
2025.05.23

JAは、相模原市と協力して水田作業の援農者を育成する農業研修講座を開いています。初めて農業に触れる受講者を対象にしたビギナーコースや、1年間の同コース修了者を対象としたサポートコース、水田コースがあり、いずれも農家を手伝う援農ボランティアの育成が目的です。
水田コースはサポートコースの受講生と、農家へ援農ボランティアが所属する特定非営利活動法人「援農さがみはら」の希望者が受講します。
水田コースの作業は、麻溝地区にある10カ所の研修圃場約28aで開催。1年を通じて水稲栽培に必要な技術と知識を学び、受講生が当番制で管理し、水位や雑草の様子などを見回るなど、何か問題点があれば講師に協力を求めることが出来ます。
5月15日の作業では、営農センター職員が講師を担当。4人の受講生が圃場の耕運や肥料散布、除草作業などを行いました。肥料散布では、講師が最初に肥料の効能を説明し、撒き方を実演。受講生は3メートル間隔で横一列に並び、肥料を圃場均一にまくよう注意しながら作業をしていました。その後、用水路からの導水口に異物が詰まってないかなどを確認しました。
受講者の一人で、同講座2年目の松井利江さんは「講座を楽しみながら学び、栽培技術を習得して水稲農家の役に立ちたい」と話しました。
営農経済部営農支援課の小川俊明主任は「講座を通じて知識や技術をしっかり学び、農家をサポートできる存在に成長してほしい」と期待しています。