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【広報取材】広報誌コーナー通じ短歌会発足 

持ち寄った作品の感想を話し合う参加者

 麻溝支店で今年度、新たに発足した短歌サークルの活動に注目が集まっています。JA広報誌のコーナーを通じて共通の趣味をもつ組合員が自主的に集まり、新たなコミュニティを形成。今後、同支店だけでなく、各支店でのサークル拡大に期待がかかります。

 同支店で今年5月に発足したのは「麻溝短歌会」。JAが毎月発行する広報誌「Potato(ポテト)」で募集する、組合員参加型の短歌コーナー「農協歌壇」に投稿する組合員や講師が中心となって立ち上げました。会員は現在7人で、月1回支店に集まって活動しています。

 来年1月号で通巻700号を迎える同誌は地域密着な誌面内容で、組合員へ重要な農政・JAに関する情報、地域で話題となった身近な情報などを提供し続けています。同コーナーは長年にわたって愛され、コーナー名が一部変わりつつも初回掲載は1972年6月発行分まで遡ることができます。

 以来、組合員の積極的な投稿により、季節の移ろいや四季折々の風景、日常の何気ない一コマを切り取った作品が読者から人気を博し、20年以上前には、同コーナーの会員が自主的に集まって作品の発表会などを行っていましたが、参加者の高齢化などで集まることが難しくなり、しだいに開くことができていませんでした。

 9月24日には同会の第5回活動が行われ、互いに近況を話しつつ和やかな雰囲気で進行。参加者がそれぞれ持ち寄った作品を詠みあげました。

その後、2021年から講師を務める中島聰さんが「上の句が上手に作られているが、下の句をまとめるのが難しい」「『五・七・五・七・七』という、数が限られた言葉を大事にしてほしい」などと講評やアドバイス。作品の背景や作者の思いなどについて紹介・解説しました。その後、参加者に声掛けし、それぞれが感じた作品に対する浮かんでくるイメージや当時の様子などを話し合っていました。

 同支店では今後、会員をさらに増やすため、加入を呼びかけるチラシを作り、同誌へ折り込むなどして周知していく予定です。

 中島さんは「麻溝支店だけでなく、JA各支店でこのようなサークルが広まってくれることを期待したい」と話しています。