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【広報取材】イチゴ観光農園増える 倶楽部が切磋琢磨

イチゴの成長を確認する成井さん

 

 JA管内ではイチゴ観光農園が増えつつあります。2014年に市内イチゴ農家3軒で発足した相模原市園芸連絡協議会いちご部会、愛称“さがみはらいちご倶楽部”では、部会員の安全・安心で品質の高いイチゴ栽培などを目的に活動。現在6軒が加入し、月1回のペースで会員の圃場を巡回するなど、会員同士で技術・情報を共有し、互いに切磋琢磨しています。年明けには南区で新たに1軒オープンする予定です。

 中央区田名で「なるベリーファーム」を営み、同部会の会長を務める成井正志さんも今期の本格営業開始に向けて最終準備に追われています。板前からイチゴ農家へ転身して10年目を迎えました。“来園者には最低でも常時7種類は食べ比べして、楽しんでもらいたい”との思いから、「紅ほっぺ」や神奈川県の奨励品種「かなこまち」など、11種類の品種を25㌃ほどの圃場で栽培しています。

 来園者は年2、3回訪れるリピーター客も多く、今期は5月上旬までの営業期間で6000人の来園を見込んでいます。来園者は、市民はもちろん圏央道が近くを通るため、県内外の行楽客から「近場で高品質なイチゴを楽しめる」とSNS上や口コミなどで評判が広がっています。

 2022年から従業員の省力化を目的に、予約方法を電話からインターネットに切り替えました。今期も予約開始5日間で1、2月の週末の予約枠1000人分が全て埋まっているそうです。

  成井さんは「部会員で協力して相模原のおいしいイチゴを多くの人に知ってもらえるよう頑張っていきたい」と話しています。