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【広報取材】タケノコの出荷が最盛期

収穫したタケノコを確認する鈴木さん親子

 

 大野支店管内で、野菜苗・花苗を主力とする鈴木緑化の鈴木雄一さん宅では、タケノコの収穫が最盛期を迎えています。朝取りの新鮮さが売りである春の味覚が今年も食卓を賑わせ、消費者の舌を楽しませています。

 鈴木さん宅には、近くを流れる境川の影響で形成された崖沿いに先祖代々の竹林が広がっています。収穫作業は苗栽培の最盛期と重なるため、その合間を縫って行います。外が明るくなり、竹林に太陽光が差し込んでくる朝5時頃からスタートし、地面から顔を覗かせるタケノコの頭を目印に、周囲の根の張り具合を確認。鍬の刃が入りやすい方向から根元へ一気に振り下ろし、掘り上げます。多い時には1時間ほどの作業で1日40~50本を収穫。鈴木さんの子どもら家族総出で荷造りなどの作業にあたっています。今年は桜の開花の遅れと同様、例年より2週間程度遅くなりましたが、出来は上々です。

 タケノコは「量販店の商品とは異なりとても新鮮で、えぐみが少なく食べやすい」などと消費者から評判。食べ方はタケノコご飯や煮物などが定番ですが、コロナ禍を経て自宅で酒を飲む機会が増えた影響か、サイズが大きいタケノコは酒のつまみとしてメンマを作る人が増えてきているそうです。

 鈴木さんは「タケノコの魅力が最も増すのは毎年この時期だけ。朝取りならではの新鮮さをぜひ味わってもらいたい」とかたります。

 タケノコは5月上旬までの出荷予定し、JA農産物直売所「ベジたべーな」と「ベジたべーなmini(ミニ)」で販売。価格は時期により異なりますが、1㌔あたり700円前後で設定。「新規の消費者やリピーターが手に取りやすい価格で提供したい」と、大小さまざまなサイズを販売しています。