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【広報取材】農薬適正使用へ 保管状況を確認

農薬の使用期限を確認するJA職員

 

 JAは6月26日から8月26日までの2カ月間、各支店の園芸組合員などを対象とした農薬保管庫巡回点検に取り組んでいます。点検を通じて使用禁止農薬の確認や回収など、農薬事故の未然防止が目的です。

 点検では、JA営農経済部指導販売課職員が組合員宅を個別訪問。点検は農薬保管庫点検表に基づいて行われ、保管庫が備えられてない組合員には設置と施錠保管を指導します。7月25日の大沢地区での巡回では、神奈川県農業技術センター北相地区事務所の職員も同行しました。

 JA職員は組合員に声掛け後、庫内の農薬の種類や開封・保管状況を確認。期限切れで使えない農薬は不要残存農薬回収時に廃棄するよう指導し、使用期限が近い農薬についても注意を呼びかけ、安全な農薬使用への意識向上を図りました。

 巡回時には、熱中症予防を啓発するちらしを手渡し、高温時の無理な作業を控えるよう促しました。各戸の経営状況もヒアリングし、高止まりが続く農業用物資の高騰の影響で、農業所得の減少が改めて浮き彫りとなりました。

 営農経済部指導販売課の川村百合子さんは「点検を通じて市民に安全安心な農産物を届けられるよう声掛けしていきたい」と話しました。