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【広報取材】「ベジチェック」導入

野菜摂取レベルを計測する子ども

 

 JAは、カゴメ㈱が開発した簡単に野菜の摂取量を確認することができる機材「ベジチェック」をJA三井リース㈱から導入しました。来店者の野菜摂取量を「見える化」することで、自身の健康意識に対する向上や市内産の消費拡大につなげようとするものです。

 2023年厚生労働省国民健康・栄養調査の結果によると、野菜摂取量の平均値は256グラム。男女ともに 20歳代で最も少なく、年齢階級が高い層で多くなっている。これに対し、厚生労働省「健康日本21(第三次)」で目標とする一日の野菜摂取量は350グラムとなっている。

 「ベジチェック」は採血不要で、手のひらを機材のセンサーに約30秒間押し当てることで皮膚のカロテノイド量を測定。野菜摂取レベルと指定野菜摂取量を計ることができます。野菜摂取レベルは0~12まであり、7~8の値が350グラムの野菜摂取量の目安となります。昨年12月時点で、全国の企業・自治体の導入実績は約5500台で累計1300万回測定。推定野菜摂取量の見える化で、体験者の行動変容をサポートしていきます。

 6月5日、JA農産物直売所「ベジたべーな」で稼働がスタート。来店者が興味深げに機械を操作し、野菜摂取量を計っていました。結果を確認した一人は「日常、意識して野菜を食べているつもりだが、案外足りてないもの。もっと食べるように心掛けよう」と、話していました。

 営農経済部農業振興課の位下豊課長は「野菜摂取量を『見える化』することで自身の健康に対する意識を高め、地場産野菜の消費拡大につながれば」と期待しています。