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【広報取材】高校生へ金融教育を実施

当JAとJA神奈川県信連は11月14日、県立相原高等学校総合ビジネス科の生徒約108人に対し、金融教育やJAに関する出前授業を行いました。
JA神奈川県信連食農営業部では毎年、県内農業高校の生徒の代表者を集めて発表会「神奈川県学校農業クラブ連盟プロジェクト・意見発表会」をサポートしています。その際に金融教育活動を紹介し、その後、同部とライフプランサポートセンターが連携して同校へ金融教育活動の提案を行いました。8月下旬には同校教員向けのセミナーを開き、資産形成の必要性や各アセットの特徴などについて説明しました。
授業では、JA神奈川県信連の職員が「経済の見方と投資の仕組み」と題し講演。今年の政治経済関連のニュースを事例に挙げ、様々な影響により日経平均株価が上下していることを紹介した。「株価に代表されるような景気には波があり、不景気はいつかやってくる」「短期間で楽して儲かることはあり得ない」などと強調。「必ず儲かる」などの投資勧誘に十分気を付けるよう、注意を促しました。
続いて、飲料、エンターテインメント、スポーツウェアの世界的3社の特徴を分析。「何をして感謝されているか」「企業の特長・強み」「将来予測」の3つの観点から強みをひも解いた。いずれも世界で圧倒的なブランド力と充実したラインアップを揃え、今後の更なる成長が見込めるとしました。同職員は生徒の将来像を考えるうえで「何をして感謝されたいか」「自分のやりたいことの将来像」「好きな事や得意分野」を分析して自己投資をしていくことが重要と結論付けました。
最後に、当JA金融部資産相談課職員が、JAの組織や仕事内容を紹介。協同組合と株式会社の違いやJAの社会的役割、組合員制度について説明しました。農業者でなくても、地域住民や農業を応援したい人が准組合員として出資し、地域農業や振興の応援団として参加できることを強調しました。
当JA金融部資産相談課の榎本智栄課長は「これから社会に出ていく皆さんはお金に対して不安なことも多いはず。困ったことがあれば地域密着で事業展開しているJAにぜひ相談してほしい」と呼び掛けました。