「ありがとう」と「笑顔」あふれる JA相模原市 金融機関コード:5159

トピックス

【広報取材】消費者から選ばれる農園へ

イチゴの栽培方法について話し合う参加者

 相模原市園芸連絡協議会イチゴ部会、愛称「さがみはらいちご倶楽部」は11月20日、今シーズンの営業開始に備えた部会員の定期圃場巡回を行いました。部会員や神奈川県農業技術センター北相地区事務所職員など約20人が参加。

 同部会は現在、市内を中心にイチゴ観光農園を営む6人が加盟し、部会委員の安全・安心で品質の高いイチゴ栽培などを目的に活動。巡回は、本格化する冬場から春先まで月1回行い、部会員の栽培技術向上や情報交換を行うのが目的です。

 巡回では、部会員3人の圃場を訪問。栽培に重要な液肥の濃度調整やイチゴに発生するアブラムシ被害対策で導入した天敵昆虫のコレマンアブラバチの効果などを確認。「培土を覆うマルチの色は白と黒で地温に違いがあるか」などを聞き取りしていました。この他、各圃場の設備やホスピタリティなど、イチゴ苗の生育状況を自身の圃場と比較し、参考点をメモしていました。

 巡回後の講評では同事務所職員が「どの圃場も順調に生育しています。県内では例年よりハスモンヨトウの発生数が多く報告されているので、継続的に防除に努めてほしい」と注意を促しました。

 中央区で「なるベリーファーム」を営む成井正志部会長は「有名観光サイトでは、県内のイチゴ観光農園が約100軒掲載されています。接客応対や栽培技術などの向上を通じて、消費者から選ばれる農家を目指しましょう」と激励しました。